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アニメ「エレメンタル・ジェレイド」最終回~またですか?こういう展開やめて下さい! [アニメ]

最近は、ドルフィーネタばかりで、記事数においてもアニメネタを抜いてしまいました

さらに、あまりに恥ずいネタの連発ねむさんにムリさせすぎで、少し反省・・OTZ

と、いうことで・・・

とっくに放送は終わってしまいましたが、今日は、
アニメ「エレメンタル・ジェレイド」第二十四唱~第二十六唱(最終話)
について書いてみたいと思います

 

放送をご覧になった方は、既にご存じかと思いますが、
らいむ的に言って、いちばんいけない展開になってしまいました

その展開を、簡単すぎるほどカンタンに説明すると、以下の通り。

  第二十四唱において、主人公のクーは、カオスクァイヤ(敵側)の三人組によって
  殺されてしまいます!

  第二十五唱冒頭のナレーションでも「その命の糸はあっけなく切れた・・・」
  言っていますので、これは確かに「死んだ」として捉えて良いようです。

  しかし!しかしです!

  この後、カオスクァイヤの女王イヴが、不思議な力で自身の命をクーに与えてしまうのです!
  よって、イヴは消滅してしまいますが、結果、間違いなく一度死んだクー
  「生き返る」という、最悪の展開に・・・


以前、ネギま!最終回でも記事にしておりますが・・・
6/16 アニメ「ネギま!」第24話~明日菜の死
6/23 アニメ「ネギま!」第25話~えぇ?タイムマシン!?
7/ 1 アニメ「ネギま!」最終回~納得でき~ん!


いくら「何でもあり」がアニメ・マンガのおもしろさとは言っても、「人の死」と言うものについて、
安易に「生き返る」と言う表現をしてはいけないと思うんですよ・・・

ましてや以前、長崎県教育委員会が県内の小中学生を対象に行った
「生と死のイメージ」に関する意識調査(注)では、

「人が死んだら生き返る」と思っている児童・生徒が15.4%にのぼる。

という、驚異的な結果が出たりする昨今、明らかに小中学生をターゲットにしたであろう
「エレメンタル・ジェレイド」という作品において「一度死んだ主人公が生き返る」
といった安易で軽薄なシナリオを展開させてしまって、良いのでしょうか?


人の生死
というものについて、リアルな感情が乏しい世代に対して、

「失われれば決して取り戻せない、命の尊さ」

を伝えることこそが、小中学生向けファンタジードラマの使命であり、
責任ではないかと、自分は思うのですが、皆さんはどうお考えでしょうか?

原作の方はどうなっているのか、マンガは未読のため分かりませんが、
アニメーションスタッフは、自らの作品がターゲット層に与える影響を充分考慮するとともに、
アニメファンにとって、見るに耐えない安易な展開をしたことについての未熟さを、
自ら恥じるべきです

いくら好きな作品でも、このような展開をされると、とたんに萎えます
今後の様々なアニメ作品が、同じ道を辿らないことを願ってやみません・・・


・・・ということで、今回はかなりマジになってしまいました。
ずいぶんと、批判的な内容で書いてしまいましたが、でも・・・

    

レンちゃんが、ぽえ萌え~ だったのは良かったです。
この作品において、唯一の救いですね~



注) 長崎県政ニュースより~ 
   
児童生徒の「生と死」のイメージに関する意識調査について(平成17年1月24日)


 


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ガッツ

こんばんわ。
私は途中から見なくなってしまったのですが、原作と「蒼空の戦旗」については単行本で出たところまでは読んでます。
もう一つのエレメンタルジェレイド、「蒼空の戦旗」では主人公アシェアとリアクトした七煌宝樹のジィンは、エディルガーデンからの侵攻を受けた際にアシェア以前のパートナーである国王(けっこうイケメン)を殺されています。
その時は国王にアシェアを任されたこと、エディルガーデンの目的が七煌宝樹である自分であることを聞かされ、また自分も国王にとってアシェアと同じく大事な「娘」であると言われたことで国王が殺されてしまうであろう事を知りながら身を隠し、飛び出して行きたいのを必死に堪えていました。
そしてパートナーである国王が死んだとき、ジィンは自分の半身を切り裂かれるような痛み、熱さを感じたと言っています。
この物語の本筋は裏切りにあい国を奪われたアシェアが、国を取り戻すために旅をする話(私の読んでいるところまでは)なんですけどね。
ただ原作では、キャラクターの「死」の場面が何度か出てきますが、決して流すようなことはしてませんね。
ローウェンとキーアに破れたグレイアーツは両腕を切り落とされココウェット核石えぐり取られ殺されてします。
「チャンスをくれ!」というグレイアーツですが「失敗したんだから罰を与える、なんの痛みも無しに許されると思うな」などと言われてたと思います。
アニメではそういうちょっとエグイシーンは使えなかったようで、その場面は描かれなかったのですが、衝撃的な「死」が描かれていましたね。
他にもフィロを救えなかったと自分を責めるローウェンが、アークエイルを辞めると言ったり、それに対してシスカが「自分が出会った全ての人を救えなければやっていられないとでも言うつもりか?」とローウェンを殴るというシーンもありましたし。

こんなに長々と大変失礼しました。しかもまとまってないし・・・。
by ガッツ (2005-10-09 03:22) 

らいむ

ガッツさん、こんばんわ!

原作の方は、思ったよりハードなんですね。
と言うよりは、テレ東の基準の方が厳しすぎるのかも?

他所のご意見などを参照すると、アニメ版は、どうも原作の持ち味が生かされてないような感じらしいですね・・・
原作の解説、ありがとうございました!
by らいむ (2005-10-10 00:24) 

ひじき屋

こんばんわ
私も原作読んでいますよ(^^

アニメはこんなことになっているのですねぇ・・・
なんていうか・・・なにそれ?みたいな?(苦笑

ガッツさま
原作は2種とも誰か登場人物が死んでしまいますよね?
その事によってどちらも主人公が涙して苦悩しますね
自分の選んだ道を突き進むことによって得るもの失う物が書かれている気がします
ガッツさんの言いたい事はなんとなくわかりましたよ(^^

私的にはっきり正直申し上げますと
原作はまぁいいとして
アニメの脚本がいけないんだね
という感じです
毒舌ですみませぬ
口から生まれた子故加減なんてないんです(苦笑
by ひじき屋 (2005-10-10 00:26) 

らいむ

ひじき屋さん、こんばんわ!
原作お読みなんですね。

>アニメはこんなことになっているのですねぇ・・・
そうなんですよ~
フィロというメガネっ娘が死んじゃったときは、結構「うるうる」しちゃったのですが、主人公がいともあっさり生き返っちゃったりすると、彼女の死はいったい何だったのだろう?と考えてしまします。

>アニメの脚本がいけないんだね
おっしゃる通りです。
付け加えると、監督にも問題ありですね。

>毒舌ですみませぬ
いえいえ!このくらいは「毒舌」の内には入りませんよ!
他所では、もっと過激なところありますしね。
by らいむ (2005-10-10 01:01) 

ガッツ

>ひじき屋さま
申し訳ないです。ダラダラとまとまりもなく書いてしまったものをまとめて下さって。
こんな文章じゃ伝えたいことも伝えられないですね。
反省します。
by ガッツ (2005-10-10 03:48) 

ひじき屋

ガッツさん
いえいえ!おきになさらずに!
私のブログも書きたい事書くとだらだらとながーーーーくなってしまうので
お気持ちは痛い程分かります(>□<
なんとなくとか書いたのがいけないのですね
ほんとすみません
ガッツさんの文章はちゃんと伝わりましたので平気ですよ(^^


らいむさん
生き返らせるくらいなら最初から死なせなければ良いのにと思います(笑
そもそも主人公だけ特別なのはいかがなものかと
やっぱ主人公の特権?

毒舌は・・・まぁ押さえてますからひどくは見えないのですよ(^^
by ひじき屋 (2005-10-11 11:51) 

らいむ

ガッツさん、こんばんわ!

まぁ、あまりお気になさらずに・・・
書き込みも数をこなしてくると、だんだん上手く書けるようになってきますよ・・・
自分も記事を書くときは、時間をかけて色々と試行錯誤しているのですが、それでもこの程度ですから(汗
お互いに、色々と学びながらやっていきましょう!
by らいむ (2005-10-11 21:57) 

らいむ

ひじき屋さん、まいど!

>生き返らせるくらいなら最初から死なせなければ良いのにと思います(笑
まったくもって、同感です。
自分も、「ネギま!」の記事にも同じことを書いたのですが、死んだキャラを生き返らせるくらいなら、むしろ「生かした」上でどうするか?を考えるべきではないかと思いますね!

>毒舌は・・・まぁ押さえてますから
ひじき屋さんの、「毒舌バリバリの記事」も読んでみたいような気がします(笑
by らいむ (2005-10-11 22:02) 

ガッツ

>ひじき屋さん、らいむさん
そう言っていただけると、なんかちょっとだけ安心します。
ありがとうございました。

>生き返らせるくらいなら最初から死なせなければ良いのにと思います(笑
そうですね。やっぱり軽々しく「死」って使っちゃいけないと思いますね。
話の展開や、伝えたいメッセージによっては「死」を描くのもありだと思うのですが、「死」というのが持つ「死んだ者は生き返らない」とか「死はその物の終わり」などというものを考えないと、表現として使う意味はないと思うのです。
そしてその「死」がまわり、たとえば主人公に与える影響、なども必要だとおもいます。
ちょっと前の交響詩篇エウレカセブンでレントンが「人を殺している」いるという事実にあらためて気づいたときの描写はすごく効果的でよかったと思います。
by ガッツ (2005-10-12 14:06) 

らいむ

ガッツさん、こんばんわ!

>「死んだ者は生き返らない」とか「死はその物の終わり」などというものを考えないと、表現として使う意味はないと思うのです。
同感です。
最近は、この辺が「甘い」作品が、ちらほらとみられるんですよね~
ちょっと気になります。

>交響詩篇エウレカセブン
Ouch!録り溜めたまま見てない~(汗
by らいむ (2005-10-12 20:54) 

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